小原怜2位も“平凡”タイム…女子マラソンはMGCにお先真っ暗
まったく光が見えない。
大阪国際女子マラソンは、エチオピアのサド(27)が2時間25分39秒で優勝。日本勢トップは小原怜(28)が2時間25分46秒の平凡な時計で2位。9月の東京五輪代表選考会(MGC)への出場権が得られる2時間28分0秒以内を新たにクリアしたのは中野円花(27)ひとりだけだった(小原は獲得済み)。
2011年に変更されたコースは「フラットで走りやすい世界屈指の高速コース」(大会HP)が売り。しかし、コース変更以後の最速は16年に福士加代子が記録した2時間22分17秒。
国内記録(2時間19分12秒)を持つ野口みずきが旧コースで記録した2時間21分18秒(03年)を上回る選手はまだいない。
国内の男子は昨年、設楽悠太が16年ぶりに2時間6分16秒の日本記録を5秒更新すると、10月には大迫傑がシカゴで2時間5分50秒の日本記録を樹立。1億円ボーナスの効果もあってか、東京五輪に向けてかすかな光が見えてきた。男子はMGC切符もここまで21人が手にしている。