小原怜2位も“平凡”タイム…女子マラソンはMGCにお先真っ暗
■東京五輪はスローペース予想だが…
一方の女子は、お先真っ暗だ。国内記録更新にはほど遠く、MGC切符を獲得したのはこの日の中野で9人目。12月のさいたま国際では新たな獲得者が出なかったことで、瀬古利彦マラソン強化・戦略プロジェクトリーダーは「大阪国際から4、5人は出ると思っていた」と語っていたが、期待は裏切られた。
世界の女子選手を見れば、今月25日のドバイ・マラソンではケニアとエチオピアの選手が2時間17分台をマーク。昨年は8人が2時間20分を切っている。
来年の東京五輪は酷暑でスローペースになること必至。一部では「日本選手にもメダルのチャンスあり」なんて声も聞かれるが、リオでも五輪特有のペースの上げ下げで日本選手はヘロヘロ。終盤の「ヨーイ、ドン」の頃には誰も上位グループに残っていないだろう。
女子の国内記録更新は、1億円のボーナスでは足りないということか……。