贅沢すぎ…ソフト森HCは助っ人7人「全員戦力」で頭が痛い
「できれば考えたくないよ」
森浩之ヘッドコーチ(54)が、そう言って苦笑いした。
今季も優勝候補の筆頭といわれているチームには、他球団がうらやむ悩みがある。外国人枠問題だ。
もっか助っ人選手は7人おり、投手5人に野手2人。しかも、先発は3人もいる。バンデンハーク(33)は日本通算4年で39勝17敗。ミランダ(30)も昨季は途中入団ながら、6勝1敗と活躍。中継ぎのスアレス(27)も先発に挑戦している。守護神のサファテ(37)と、最速154キロを誇る中継ぎのモイネロ(23)も大きな戦力だ。
野手は主砲のデスパイネ(32)に、昨季後半から活躍したグラシアル(33)がいる。一軍の外国人枠は4人。フルに使う場合は、投手か野手どちらかに最低1人は入れなければならない。
この粒ぞろいの助っ人7人をどう起用するか。森コーチが言う。
「本音を言えば、昨季のように投手2、野手2がいい。でも、投手コーチは『投手は3人』と言うだろうし、野手のコーチは『デスパイネとグラシアル、2人とも使いましょう』となる。そのバランスを考えるのが、僕と工藤監督の仕事だからね。今のところはデスパイネがケガや不調のときにグラシアルと入れ替えて、という、投手3、野手1になるのかなあ」