今季も苦戦必至…サンウルブズは豪州・NZの“調整相手”に
南半球最高峰リーグのスーパーラグビーに日本から参戦しているサンウルブズ。参入4年目は上位進出を狙っているが、所属する豪州カンファレンスの各チームは例年以上に本気で挑んできそうだ。
これまでは各チームとも、移動の負担、戦力格差を考慮して日本遠征では主力を温存してきたが、今年9月にはW杯日本大会が控えているため、サンウルブズ戦には豪州、ニュージーランドのクラブが代表クラスの選手を積極的に起用する見込みだ。
実際、23日の今季本拠地初戦の相手であるワラターズ(豪州)は11人の豪州代表選手(経験者含む)がスタメンに名を連ねる。それは「1人でも多くワラビーズ(豪州代表の愛称)に輩出する」ため、ダリル・ギブソン・ヘッドコーチによるW杯を見据えた起用だという。
W杯本番とは気象条件、会場は異なるが、豪州代表でもあるSOバーナード・フォーリー(29)は「ワラビーズとワラターズを一緒にはできないが、日本に移動して東京のグラウンドでラグビーをプレーするのは(W杯に向けて)いい経験になる」と語った。
今季、日本での公式戦はワラターズ戦も含めて6試合。4月以降には日本代表の主力がチームに合流するものの、サンウルブズの試合は各国代表選手の調整の場になりかねない。