若手に喝! ソフトBの打撃職人が語るプロ哲学と“長谷川流”

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 ――それでは寂しい。

「せっかくプロに入ってきたのに、もったいないじゃないですか。仮にですよ? 僕が明日、球団から『クビ』と言われても、後悔はしません。だって、今日これだけ目いっぱい、練習をやりきったわけですからね。未来は自分次第なんです。僕はどんなに頑張っても、(現役は)あと5年でしょう。でも、若い選手は10年、20年と未来をつくれる。だからこそ、もったいない、と思うんです」

 ――筑後の二軍施設は立派だが、一方で「寮生はあまり活用していない」という声もある。昨季までチームに在籍していた寺原選手(現ヤクルト)も、日刊ゲンダイの取材に「環境に甘えているのかもしれない」と話していた。

「僕は寮生じゃないので、その辺は分かりませんが……。僕だったら、もっと有効活用するのになあ、とは思います。あれだけ立派なトレーニングルームもあるし……」

 ――長谷川選手の苦言以降、若手に変化の兆しは見えた?

「僕の発言がきっかけかは分かりませんけど……一生懸命やっている選手はいますよ。僕もいまはB組(二軍相当)で一緒に練習をしているので。そういう熱心な選手がいれば、周りの選手もオレもオレも、となる。ひとり頑張っている選手がいると、チーム全体がそうなるんです」

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