白鵬“自信と欲”で挑む3月場所 是が非でも欲しい「称号」は
ここ2場所の優勝力士をコテンパンにして帰っていった。
5日に行われた二所ノ関一門の連合稽古。そこに颯爽と乗り込んできたのが、伊勢ケ浜一門に所属する横綱白鵬(33)だ。昨年11月場所優勝の貴景勝(22)と先場所を制した玉鷲(34)を指名すると、計28勝1敗。貴景勝には最初の一番こそ押し出されたものの、その後は豪快な投げ技を連発し、寄せ付けなかった。30番近い相撲も、余裕しゃくしゃく。
「もう10番は取れる。まだやれる余力は残っていた。2人には先場所負けてるからね」と豪語した。
歴代最多の優勝41回を誇る横綱も近年はケガに悩まされることが多く、昨年の賜杯はわずか1回(9月場所)。先場所は初日から10連勝も薄氷の勝利が多く、終盤に3連敗して休場となった。
二所ノ関一門の連合稽古に参加したのは、白鵬の焦りなのかどうか。場所前の稽古でイキのいい力士を叩きのめし、恐怖心を植え付けるのは歴代横綱の常套手段だ。
ある親方は「焦りはないでしょう」と、こう続ける。