ビーチW杯予選 カタールに圧勝もラモス監督「物足りない」
タイで開催中のビーチサッカー・アジア選手権でラモス監督率いる日本代表が10日に2戦目を戦い、カタールを相手に7ー1で完勝した。1戦目でクウェートを8ー1で下しており、2戦続けての大量点勝利である。
試合は思わぬ展開で始まった。第1ピリオド残り1分38秒。左サイドからのクロスを日本ゴール前に侵入した相手にドンピシャのタイミングで合わされ、まさかの先制点献上に日本ベンチも声を失ってしまった。
イヤな雰囲気を払しょくしたのが、チームの絶対的な大黒柱であるFP茂怜羅オズ(33)だ。
日本による試合再開のボールを相手のゴール右上隅を狙いすまして強烈シュート。相手GKの肝を冷やした。その直後にカタールのFKが日本GKを正面に 飛び、それをキャッチしたGKが、左隣にポジションを取っていたオズにパス。これをドカンと蹴り上げるとボールはゴール右上に突き刺さり、あっという間に1ー1の同点となった。
その直後、FP山内悠誠(33)が、ピッチ中央右から反転しながら左足シュート。逆転に成功した。第1ピリオドが終わってインターバル中、日本ベンチ前ではラモス監督が、口角泡を飛ばしながら選手たちに指示を飛ばす。第2ピリオドもFPオズが後方からゲームを組み立て、機を見てロングシュートを放って攻撃のスイッチを入れる。