ビーチW杯予選カタール戦直前 ラモス監督「SF以降見据え」
タイの有名リゾート地として知られるパタヤで開催中のビーチサッカー・アジア選手権は、今年11月にパラグアイで行われるW杯の予選を兼ねており、初日から熾烈な戦いが芝生ならぬ<白い砂>の上で繰り広げられている。
ラモス監督率いる日本代表は、8日の初戦でクウェート相手に8-1のスコアで圧勝。指揮官は「試合内容には納得はしてない」と話していたが、一夜明けた9日の午後3時前、公式練習場に姿を見せたときには「選手たちはホント凄く走ってくれたし、勝ったことはきちんと評価しているよ」と柔和な表情を浮かべてコメントした。
「10日に(2戦目の)カタール戦を控えているわけだが、選手には<何も恐れずにトライしてほしい>と伝えたい。ラモスの言う通りにプレーするにしても、選手自身が考えながらプレーするにしても、大切なのは<トライする>ことだと思っている。ボールをどんどん前に運び、積極的にシュートを打っていく。これが大事だと思っている」
カタールは、8日の初戦でバーレンに2ー5と力負けを喫した。グループC組の中ではレベルがやや見劣りすると言われおり、ラモス監督も勝ち目ありと踏んでいるのだろう。「直近の試合に勝つことが大事という思いもあるが、準決勝以降の戦いを見据えて戦いたいという思いもある」と複雑な心情を吐露する。