DeNAがDバックスと メジャーと「業務提携」日本球団の思惑

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「日本球界がこれから取り入れるとすれば、メジャーでは昔から活用されてきた守備のデータではないか。打者やカウントに応じた極端な守備シフトの変更はメジャーでは見慣れた光景ですが、日本ではなかなか浸透していません。DeNAが提携したDバックスは、昨季のDRS(守備防御点)が30球団で一番良かった。Dバックスはデータを重視するチームで、マイナー選手の育成とベテラン選手の再生に定評がある。DeNAも守備データと育成力に着目しているのではないか」

 DeNAは昨オフ、統計解析部門を設置。メジャー10球団以上のアナリストや幹部からの情報を収集し、戦略に役立てている。その中には、GMが統計学者を集め、17年に弱小球団をワールドシリーズ制覇へ導いたアストロズの情報も含まれるという。先月のオープン戦ではその分析データに基づく守備シフトを敷いて成功させた。

 一方、日本球界では今も、助っ人補強とは違い、データなど副次的なものに対してカネを渋りがちな球団も少なくない。DeNAの成否によって後追いするところが出てきそうだ。

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