著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

トランプ政権の“壁”乗り越えてメキシコに歩み寄る大リーグ

公開日: 更新日:

 今回の措置は、いわば、大リーグ機構によるLMBの活性化とメキシコにおける野球の振興のための施策なのだ。

 3月5日に新協定の締結を発表したコミッショナーのロブ・マンフレッドによる「より多くの野球ファンを育成する機会を楽しみにしている」という談話は、新協定の目的を象徴的に示している。

 トランプ政権による「メキシコの壁」問題で緊張が高まる米墨関係ではあるものの、こと野球に関しては大リーグ側が壁を乗り越えてメキシコに歩み寄っているのである。

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