またビッグマウス 楽天ドラ1辰己“初”三連続の活躍も無関心
31日のロッテ戦で初のスタメンに起用された楽天ドラフト1位の辰己涼介(22=立命大)。二回1死満塁のプロ初打席は四球を選び初打点。四回の初安打、八回の初盗塁も含め「“初ナントカ”に関しては何とも思わない」と淡々。「両親が来ていたんですけど、きょう(試合前に)帰りました。親の睡眠を削ってまでのことじゃないし、最初だけじゃなく出続けるのが目標。初スタメンに思い入れはない」と話した。
「ビッグマウス」と呼ばれるが、言うだけのことはありそうだ。星洋介トレーナーが言う。
「肩甲骨の出し方が投手っぽくて、岸(孝之)とタイプが似ている。肩を後ろへ引くと体が開いて球がシュート回転し、外野手の場合はホームから遠いのでシュート軌道の影響でズレが大きくなるんですが、(肩を)引かずに前で離すのでズレが少ない。投手になってくれとは言えないけど、それくらいコントロールが良い」
二回1死満塁の守備では右翼に飛んだ飛球を好返球、三塁走者の生還を防いだ。「すごいね、びっくりしました」と三木谷オーナーが笑顔なら、平石監督も「大したもんだ」と合格点。「即戦力」との評価通りの実力はありそうだ。