大船渡・佐々木に阪神熱視線で…“藤浪の二の舞”懸念する声
■藤浪の導き方
この監督が心配するのも分からなくもない。
何しろ、阪神では10年に1人の逸材と言われた藤浪晋太郎が深刻な不振に陥り、完全に頭打ち状態になっている。
「藤浪は高卒1年目から2ケタ勝利を挙げたが、結局のところ持て余してしまっている。導き方にも問題があります。日本ハムが大谷翔平を『外出許可制』にしたり、グラウンド外のことにも目配りした。阪神は1年目からチヤホヤするばかりだった。既婚者などの事情がなければ、高卒選手は5年以上を寮で過ごす決まりがあるにもかかわらず、1年前倒しで退寮させた。ミーティングに遅刻したり、球団の指導体制にも問題があるのではないか。他の若手も軒並み、伸び悩んでいる。そういう球団には選手を送りたくない、と思っている指導者は多いですよ。今の子たちは自分をしっかり育ててくれる球団を希望するケースが多く、選手も阪神のような球団は敬遠しがち。佐々木君のような選手は、育成に実績がある球団に行った方がいいですよ」
とは、さる関西地区のアマ野球指導者。
佐々木を同情する声は少なくないようで……。