日本プロ球団も危惧 大船渡・佐々木に強まるメジャー攻勢

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 パドレスやパイレーツはわざわざ米国からスカウトが佐々木の投球をチェックしに来ていたほど。ブルージェイズ、ジャイアンツ、ロイヤルズのスカウトやマネジメント会社の社員らは、大船渡の国保監督のところへ挨拶に行っていました。メジャーの大手代理人事務所も佐々木の周辺をゴソゴソ動いているようだし、メジャーの攻勢はいよいよヒートアップしていくと思いますね」

■複数球団が岩手へ

 さるア・リーグのスカウトによれば、「アスレチックスを筆頭に複数のメジャースカウトが岩手の大船渡高まで足を運んでいます。中にはGMの来日まで検討している球団もあると聞いた」そうだ。

 佐々木は大船渡に入学した当初、スポーツトレーナーになるのが夢だったという。しかし、体の成長に比例するように球速はアップ。周囲の注目度も上がると、日本のプロ野球を志すようになった。現時点では「国内のプロ一本」でも、メジャーサイドの攻勢が今後も過熱すれば、多感な高校生の意思はどう転ぶか分からない。

 ましてメジャー球団の編成トップであるGMが来日、直々にチェックすることも検討しているという。2017年8月、ドジャースの編成責任者であるフリードマン編成部長が大谷(現エンゼルス)を視察するために札幌ドームを訪れたが、多忙なメジャーの編成トップがシーズン中に来日するのは異例も異例。実現すれば日米両メディアが騒ぐだろうし、佐々木自身の気持ちが揺れ動いたとしても不思議はない。

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