早くも中5日解禁 原監督を知り尽くす菅野は“馬車馬”の覚悟
巨人のエース菅野智之(29)がまだ4月だというのに、早くもフル回転する。
25日のヤクルト戦に今季初の中5日で先発予定。自身は前回のヤクルト戦を7回1失点で勝利したものの、その後、チームは2試合で22失点を喫して連敗。首位攻防戦でもあり、間隔を詰めてエースが投入されることになった。
昨季までの高橋由伸前監督時代は、球宴前のスクランブル登板として6月下旬~7月上旬に中5日が解禁された。
後半戦はCS争いなどが佳境に入る9月半ば以降にムチが入るケースが多かった。対戦2巡目での「解禁」は異例である。
原辰徳監督(60)は先発6人を中6日で回す基本スタイルより、少数精鋭で登板間隔を詰めながら戦うことを理想とする。
伯父でもある指揮官の性格を知り尽くす菅野は、当初からこれを想定していたフシがある。
エースは2月の春のキャンプから飛ばしていた。宮崎での1次キャンプでは、5年ぶりに初日から投球するなど、10日間で7度もブルペン入り。評論家らは「飛ばし過ぎ」を懸念したが、菅野は日刊ゲンダイのインタビューでキッパリこう語っていた。