東京五輪メイン球場で完投 巨人菅野は“侍Jエース”も手中に

公開日: 更新日:

 巨人菅野智之(29)が粘りの投球を見せた。5日の横浜スタジアムは本塁からセンター方向へ強い風が吹いていた。試合前、坂本勇はこう言った。

「みんな(東京)ドーム、ドーム言うけど、一番ホームランが出やすいのは絶対ここ。いつも風が押してますしね」

 初回、坂本勇が宣言通りに先制弾を放つ。丸も続くアベック弾で2点を先制したものの、菅野もその裏、風の餌食となる。ソトと筒香の連続アーチであっという間に同点とされた。しかし、エースはここから粘る。二回以降は二塁を踏ませない投球。八回には3者連続三振を奪い、137球を投げ切り完投勝利。七回のゲレーロの勝ち越し弾による1点を守り切った。

 この日は、侍ジャパンの稲葉監督が視察に訪れた。来年に迫った東京五輪では決勝戦を含め、メイン会場となる横浜スタジアムは、バックネット裏や外野席が増設されている。「席が増えて風の影響も変わった。こういう風の日に試合を見られて良かった」とは稲葉監督。菅野については「これからの大会で優勝するためには経験のある選手が必要になる。この1年かけてしっかり見ていきたい投手」と期待を寄せる。日本のエースが、メイン球場でどういう投球を見せるのか、チェックする意味合いもあったようだ。NPB関係者がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された