大谷が左腕から今季初安打&マルチ 打撃進化への地味練実る
「手術明けの今季は、昨季よりも重心を下げて、ガニ股気味のスタンスに変えたように見える。1年目のオープン戦では11試合で打率1割2分5厘、0本塁打と結果を残せず、打撃コーチの助言もあって右足を上げるのをやめ、すり足に変えた。メジャー投手特有の手元で動くボールに対応するには極力、ボールを呼び込む必要があると考えたからです。今季はすり足を進化させ、今まで以上に下半身を安定させることで、球をより呼び込めるように改良を図ったのではないか。下半身を使ってメスを入れた右肘への負担を軽減することも狙いのひとつでしょう」(ア・リーグスコアラー)
昨季はフォームを改良した結果、開幕後はオープン戦で苦しんだのが嘘のように、打ちまくった。今季も復調のきっかけさえつかめば、進化した大谷は手が付けられなくなりそうだ。