著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

エレベーターで乗り合わせたくないスポーツ選手って誰だ

公開日: 更新日:

 巨人グンの沢村投手が酒飲んでエレベーターの中で一般人の首根っこをひっ掴んで締め上げたそうだ。沢村って、なんだか野球以外であじゃくじゃ話題になるよな。

 まあ、プロスポーツ選手の行状ウンジャラは脇へ置いて、エレベーターの中という特殊なシチュエーションが、なんだか気になった。

 もし、オレがエレベーターに乗って、例えば10階に用事があって、そこへ有名かそうでもないかは別として、オレが一方的に知ってるプロスポーツ選手が乗ってきて、11階のボタンを押したら、どうなんだろ? 黙ってるか? なんか言うか?

 もし、大谷翔平が一人で乗り込んできたら、オレはどうする?

 身長193センチだよ。まずドヒャンとびっくりするわな。わっと、えっと、うわっ、と、なりつつも、

「が、が、がんばってッ」
の一言をてめえの大したことないボキャブラリーから引っ張り出そうと全身から汗を噴いて、あたふたしてるうちに、10階に着いてドアが開いてしまうんだ。オイ、何か一言声掛けりゃどうだよ。千載一遇のチャンスを逃すかい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇