佐々木朗希と今年契約を結ぼうとしたメジャー球団がある
もっとも、佐々木の出生証明書やパスポートがMLBに提出された痕跡はないから、あるメジャー球団がこの夏にも契約しようと考えたとしてもそのもくろみは実現しなかったわけだが……。
さて、その「ササキロウキ」は、163キロを投げた高校生として、米国でもかなりの球団が本気で注目している。今年中にメジャーと契約を結ぶ可能性は消えたが、高校から直接、メジャー挑戦する可能性までゼロになったわけではもちろんない。高校卒業を待って、来年の5月15日までに事前登録すれば、来年から米国でプレーできる。本人は「日本のプロ一本」と言っているそうだが、この時期の高校生の発言をうのみにするわけにはいかない。
菊池雄星(西武からマリナーズ)も、大谷翔平(日本ハムからエンゼルス)も、高校から直接、メジャーに挑戦したいと言いながら、気持ちは結果として覆った。その逆があっても不思議ではないと思うのだ。