巨人熾烈な4番争い 正念場の岡本を“恐怖の2番”坂本脅かす
巨人の岡本和真(22)に元気がない。
2日の中日戦はいずれも走者がいる場面で4タコ。これまで9本塁打、32打点だが、中日との3連戦は10打数1安打で、打率は.246に降下した。
守備位置は相変わらずたらい回しだ。開幕時は一塁。ここのところは三塁を守っていたが、主に三塁、一塁を守るビヤヌエバが2日前に一軍に昇格したため、玉突きのような形で今季初めて左翼に回った。この日は見せ場もなく、八回表の途中、原監督が投手交代をする際に一緒に交代を命じられ、ベンチで悔しそうな表情を見せた。
■15年には48試合で「4番」を
“あの日”からちょうど1年の記念日だった。昨年6月2日のオリックス戦でプロ初の4番(第89代)で起用され、以降はその座を守った。高橋由伸監督から原監督に代わった今季も、開幕から全51試合で4番に入ってきたが、いよいよその座も危うくなってきた。
去る5月30日に阪神の4番・大山に5点中4点を奪われ、2―5で敗れた際、原監督は「4番バッターがというところはね。抑える、抑えられるという部分は勝利を大きく左右する。そこは如実に出た」と両チームの4番に言及。同24日の広島戦で打ち負けた際には「向こうのクリーンアップにはホームラン4本打たれているわけだし。その点ではやや差が出たかなというのはある」と、ここのところ岡本がやり玉に挙げられることが多くなってきた。