巨人は深刻な“単発病” 毎日猫の目打線でつながらずOB苦言
要因はベンチワークによるものが大きい。前日の楽天戦で1438日ぶりに坂本勇が4番に抜擢されたが、わずか1試合で3番へ。この日の4番は375日ぶりに阿部が入った。原監督は交流戦に入る前、「そろそろ打線を固める必要がある」と語っていたものの、そんな言葉とは裏腹に、大幅なオーダーの変更が連日続く。
巨人OBで評論家の高橋善正氏は「もう50試合を超えている(53試合)。打順を固定して戦う時期。せめて4番や上位打線はコロコロ変えずに固定したい。毎日猫の目打線では、チームが落ち着かないし、打線もつながりません」と警鐘を鳴らす。
原監督は打線の組み替えについて「(相手の先発が)右、左ということもあるし、DHだから思い切っていくというところ。それは変わりはない。阿部の4番? チームの最善策ですね」と「猫の目」が続くことを示唆。打線の一発頼みは当分続きそうである。