G桜井が先発初勝利 “史上最低ドラ1”返上は生真面目の賜物

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「安心しました。かなり……」

 巨人桜井俊貴(25)が6日の楽天戦で、新人時代の2016年3月30日以来、1163日ぶりに先発登板。140キロ台後半の威力のある直球と大きく割れるカーブを効果的に使い、8三振を奪った。6回3分の2を3安打1失点の好投で、パ・リーグ首位の楽天打線を抑え込んだ。先発では初となる2勝目を挙げ、冒頭のコメントである。

 今季は中継ぎとして12試合に登板。原監督は「自分の球種をまんべんなく使えたところが良かった。リリーバーとしても非常に良かったけど、先発がやや手薄になったという点で投手コーチと話をして、先発としても可能性が高いのではないのかと。期待通り。いい投球をしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

 15年のドラフト1位で指名された。それも「外れ」や「外れ外れ」ではない。バリバリの「1巡目での単独入札」だったが、そんな大きな期待を桜井はあっさり裏切った。プロ初先発でいきなり右肘を痛めて離脱すると、復帰後にさらに厳しい現実が待っていた。

 さる球界関係者がこう言う。

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