西武・森“捕手で54年ぶり首位打者”への課題をコーチが語る
西武の捕手、森友哉(23)の「バット」が止まらない。6日の広島戦では初回に同点犠飛を打つなど3打数1安打。打率.353でリーグトップをひた走っている。まだ6月で気が早いかもしれないが、史上4人目の「捕手で首位打者」の可能性もある。
過去、この記録を達成したのは1965年の野村克也(南海)、91年の古田敦也(ヤクルト)、2012年の阿部慎之助(巨人)のみ。パに限れば、54年前のノムさんが最後だ。
森自身は打率については「たまたまですよ」と言いつつ、「守りは守り、打撃は打撃と切り替えができているのが、今の成績につながっているのかな」と話す。
森は入団時から「打者としては一流になれる」と評価されながら、打率3割を超えたのは38試合出場にとどまった17年のみ。卓越した打撃技術を持ちながら、「三流」の烙印を押されていたのが守備だ。主にリード面が課題と言われ続けてきた。
秋元バッテリーコーチは「以前から、森には攻守の切り替えが大事だと言ってきました」と、こう続ける。