ワースト7失点3連敗…雄星に“持病”の「苦手意識」再発懸念
分析されたら、それ以上のパフォーマンスで相手の対策を上回るしかない。そこで気になるのが本人の性格だ。
西武時代はソフトバンクにプロ入りから通算19試合で1勝13敗。昨季9月にようやく初勝利を挙げるも、CSではKOされている。一度苦手意識を持つと、引きずるタイプなのだ。
ホークスのスタッフが言う。
「ウチも『菊池を攻略した』と胸を張れる試合はそんなに多くないんですよ。『今日の菊池はとてもじゃないが打てない』と、早い回に主力が白旗を揚げた試合もある。それなのに突然、フォームを気にして四球を連発、自滅というケースが少なくなかった。苦手意識があるから、普段以上にコースを突こうとして失敗していたフシがあった」
菊池は試合後、「経験したことがない悔しさ。苦い経験、失敗を次につなげていきたい」と話した。打ち込まれているエンゼルスやアスレチックスは同地区で対戦も多いだけに、負の連鎖にならなければいいが……。