日ハム輝星は3回5失点KOでも…中日打者から相次ぐ称賛の声
「基本的には外角が多いと思っていましたが、その前の球(144キロ)が内に来た(ボール球)。フルカウントになって、内も意識する中で、カットしてファウルにしても良かったんですけど、真っスラして中に入ってきた分、ゴロになった。ストレートはベース板の上で、プッともうひと押ししてくるようないいボールでした」
3番の大島は投球以外の部分にセンスを感じたという。
「初回、走者一、三塁で打席が回ってきましたが、投げるまで間をとったり、走者に対して首を傾けて牽制したり、ルーキーっぽくないし、考えながらやっているんだなというのは伝わってきた」
これは先の京田も同じことを言っていて、「頭がいい投手だと思った」と話す。
■ストライクゾーンを27分割
鎌ケ谷の二軍寮で選手教育を担当する日本ハムの本村幸雄ディレクターによると、日々の取り組みに関して記した吉田の日誌には、ただ言葉を羅列するのではなく、投球フォームの絵を描いて論理的にかつ具体的に、自身の投球を考察しているという。のちに見返したときにもわかりやすいようにという意図もあるそうで、非常に珍しいケースだという。