大活躍する大物日系ルーキー「ヒウラ&ヤマモト」の可能性
■2戦連続7回無失点
ジョーダン・ヤマモトは今年6月12日にメジャーデビューするまでは見過ごされた存在で、2Aより上で投げたことがなかった。しかし、メジャー昇格後は、スライダーとカッターを効果的に使って打者を幻惑し、2試合連続で7イニングを無失点に抑えるピッチングを見せ、注目された。ルーキーの昇格後14イニング無失点はマーリンズの球団記録であり、これは沈滞するチームの投手陣に大きな刺激を与えることになった。ヤマモトが昇格するまでチームは24勝42敗と大きく負け越していたが、昇格後はチームに勢いが生まれ、勝率5割前後で推移している。
日本でもよく知られたヤンキース傘下の加藤豪将も5歳のとき両親とともに米国に移住。米国籍も取得しているので「日本の名字を持つ日系人」の範疇に入るが、今季中にメジャー入りする可能性はほとんどなくなった。シーズン序盤、3Aで長打を量産していたときは確かにメジャー昇格のチャンスがあったが、その後、当たりが止まって打率が急降下。現在は2Aでプレーし、成績も冴えない。