バスケ女子に救世主 渡嘉敷復帰で五輪表彰台の期待高まる
NBAウィザーズ・八村塁(21)の陰に隠れがちな女子バスケットに救世主が現れた。
16日、女子日本代表が都内で練習を公開。リオ五輪以来、3年ぶりの代表復帰を目指すパワーフォワード(PF)の渡嘉敷来夢(28=現JX―ENEOS)が、チームに合流した。
米女子プロバスケットボール(WNBA)のシアトル・ストームでのプレー経験がある渡嘉敷は、リオ五輪以降、両足首に故障を抱えていたこともあり、米国でのプレーを優先。今回は日本代表のトム・ホーバス・ヘッドコーチ(HC)に招聘されて合宿に参加した。
約2年ぶりに代表チームで汗を流した渡嘉敷。楽天・オコエの妹桃仁花(20=富士通)ら若手の多いチームの印象について「全員、外からシュート(3ポイント)を打てるようになっている。(ポジションごとの役割をこなすのではなく)みんながオールラウンダーになった。(さまざまな役割をこなす上に)スピードがある選手ばかりなので、海外勢はついてこられないと思う」と、レベルの高さを口にした。
女子の世界最高峰リーグWNBAでの3年間で渡嘉敷が海外勢と互角以上に渡り合えたのはスピードだったそうで、「そこを集中してやっていけば、(国際大会で)結果を残せるはずです」と太鼓判である。