選手殴った広島・緒方監督は厳重注意 プロ野球の時代錯誤

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■一掃に5年

 星野仙一氏(故人)は中日監督時代、鉄拳制裁が代名詞だった。

 捕手の中村武志(現中日コーチ)は顔が変形するほど殴られ、鼻血が噴きだすことも珍しくなかった。

 ある中日OBは「あれは、愛のムチと呼べるレベルではなく、度が過ぎていた。星野監督は気持ちを制御できずに殴り続けていただけに見えた」と当時を振り返る。

 それを知っている記者も記事にしなかった。

 その後、中日の監督になった落合博満氏は就任早々、コーチ全員を集めて「(中日は)何があっても、暴力をふるった時点でユニホームを脱がせる」といい、後に「(中日は)暴力を一掃するまで5年かかった」と語っていたが、どうやら100年たってもプロ野球界から暴力はなくならないようだ。

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