渋野日向子の“即断力”をプロ称賛 不振の松山英樹と対照的
「渋野はピンの右サイドを狙うと決めたら、『左に行くかも』とか『右の林に曲げるかも』といった迷いがない。右に打つと決めて右にミスしたら仕方ないと腹を括っているから、アドレスしたらすぐに打つ。渋野が挙げた国内での2勝を現地で見たが、いずれの試合でも飛距離が出て、プレーのリズムが速く見ていて気持ちがいい選手という印象を受けた。
優勝したトーナメント会場の茨城GC(東C)と戸塚CC西は、女子プロには難しいコースです。特に難易度が高い戸塚の15番、17番でバーディーを奪い、イ・ミニョンに追いついてプレーオフを制した。これはかなり力のある選手だと思ったら、まさか全英に勝つとは。『最終日は攻める』と言って、公言通りに実行したのも立派です。愛嬌があり、ハキハキしていてコメントもしっかりしている。間違いなく人気選手になりますよ」
シンプルだが独特のスイングはもちろん、迷いのない“即断力”に長けたプレースタイルが強さの秘密ということだ。
■不振の松山は長いアドレス、弱いパット
くしくもこの日(日本時間5日)、日本で初開催となる米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(10月24~27日=アコーディア・ゴルフ習志野CC)の大会事務局が、松山英樹(27)の出場を発表した。