なぜ五輪テスト大会に観客を入れず? 組織委員会に聞いた
しかし、日本ジュニア選手権をテストマッチとするゴルフ(14~16日=埼玉・霞ケ関CC)やホッケー(17~21日=大井ホッケー場)、先に挙げたOWSや馬術も一般観戦はない。観客を入れなければ、会場への入退場、最寄り駅から会場までの移動、会場内の導線、警備、大雨や雷避難の誘導など、この時季ならではの問題は“隠れたまま”になってしまう。
そこで日刊ゲンダイは東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に、「なぜ17日からのホッケーのテスト大会(主催=組織委員会)に観客を入れないのか? それでは観客や警備などの問題も見えてこないのではないか?」と質問したところ、次のような答えが返ってきた。
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テストイベントは、東京2020大会の成功に向けて、主に競技運営および大会運営の能力を高めることを目的として行うものです。2020年の大会本番で使用する設備や施設、会場において、課題の抽出、リスク精査に焦点をあてたテスト計画を遂行しつつ、各FA(※)が
①FOP(競技エリア)、②テクノロジー、③運営スタッフの3つの必須要素に注力した、いわゆる技術的部分を中心にテストを行います。