U18W杯で米国撃破も…大船渡・佐々木だけ“モヤモヤ”のナゼ

公開日: 更新日:

 U18日本代表が南アフリカ戦に大勝した8月31日の試合後のことだ。

 球場内にある取材エリアで、報道陣が日本代表のスタッフに対し、佐々木朗希(大船渡)の取材を要望した。先月26日の大学選抜との壮行試合で右手中指のマメを悪化させた佐々木は、以降、ノースローのリハビリを続けている。現在の状態を本人から確認したいと望んだ報道陣の希望を、佐々木は報道対応を行う担当スタッフを通して、「自分が何もしていない試合で、あまり話したくない」と拒否。報道陣が改めて要望を伝え、「日々、良くなっていると思う。指先の感覚を中心に状態を上げたいです」などと話したものの、これまで日々、取材対応を欠かさなかった佐々木に“異変”が生じているのは確かだ。

 さる代表関係者がこう言う。

「投げたくても投げられないジレンマと闘っているのです。指のマメが回復するのは早ければ1週間、長い場合だと2週間かかると想定された。2週間かかるとなれば、一度も登板しないまま大会が終わってしまう。まして佐々木の指にマメができたのは初めてのこと。しっかり保護をし、マメがふやけて再びつぶれないように、指に湯をつけないなどのケアをしているが、チームメートが必死で戦っている一方で、投げることさえできないモヤモヤを感じるのは当然でしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造