本命は高津、対抗が池山…ヤクルト次期監督“大穴”候補とは
「小川監督の後任は、高津二軍監督と池山の一騎打ちの様相だね」
球団OBがこう言う。
5位中日に9・5ゲーム差の最下位に沈み、CS進出の可能性が消滅したヤクルトの小川淳司監督(62)が昨8日、今季限りで退任する意向を表明。ポスト小川の最有力候補とみられていた宮本慎也ヘッドコーチ(48)の退団も決まった。
今季が2年契約の最終年だった小川監督の退任はともかく、宮本ヘッドの退団は意外に思うファンもいるのではないか。
「次は宮本監督ともっぱらだったからね。ただ、宮本はチームが2位に躍進した昨年から『いつでも責任を取る覚悟はできている』と言っていた。地位に恋々とするタイプじゃないし、今季の89失策は昨年に続いてリーグワースト2位で、守備の名手として受け入れ難い数字だろう。周囲はポスト小川と見ていたが、本人は以前から『ボクが監督になることはないですよ』と冷静だった。実際、球団からも宮本への禅譲という話は聞こえてこなかった。厳しい指導とそれに起因する選手との関係を懸念する声があったのも事実。退団の意向を伝えた小川監督の去就はオーナーが最終判断することになったが、宮本の辞意は球団がすぐに了承した」(前出のOB)