ソフトに屈辱4連敗で巨人に“嵐のオフ” バレンティン争奪へ

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 今季叩き出した663得点(18年625点)、183本塁打(同152)はともにリーグトップ。その中でも坂本勇が40本、94打点。丸が27本、89打点と打線を引っ張った。だが、今シリーズはソフトバンクバッテリーの徹底マークにあい、2人揃って13打数1安打、打率・077に封じられた。今シリーズで巨人が挙げた得点は2、3、2、3。チーム打率・176では勝ち目はなかった。

 標的はヤクルトの主砲、ウラディミール・バレンティン(35)だ。今年8月に国内FA権を取得。本人は来季について、「(他が)興味を持ってくれるのはいい。勝てるところでやりたい」とヤクルトからの移籍を示唆し、帰国している。今季の年俸は4億4000万円。本人は5億円前後の複数年契約を希望しているとの情報もある。こうなると、払えるチームは限られる。

 巨人のさるチーム関係者がこう言う。

「当初は獲得に名乗りを上げない方針でした。しかし、日本シリーズ4連敗でオーナーが厳しいゲキを飛ばしたことで、間違いなく事情は変わります。といっても、昨年の丸、浅村、西のような大物が今年はFA市場にいない。年俸が高過ぎようが、獲得できそうな大物がバレンティンぐらいしかいないんです」

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