1番得した球団は? 安倍昌彦氏に聞く19年ドラフト3つの謎

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【1】阪神高卒5人指名はギャンブルじゃないの?

 少し言葉は悪いですが、これまで一貫性のないドラフトを続けていた阪神にしては、正直、びっくりしました。ドラフト時にネット中継の解説をしていて、思わず「もっと高卒選手で押せ!」と声を張り上げたほどです。

 1位の西(創志学園)はもちろん、4位の遠藤(東海大相模)も目の前のプレーに100%でぶつかるみずみずしさと泥くささは、阪神向き。3位の及川(横浜)は高校時代は伸び悩みましたが、厳しい環境になっても十分にやれる投手です。

 井上(履正社)は夏優勝校の4番とはいえ、インサイドアウトの打撃を身につける必要がある。2位指名は少し冒険だなとは思いつつも、これだけ甲子園のスターを揃えた姿勢は好感が持てます。5年後の、彼らがどんな姿を見せているか。育成手腕が問われますが、楽しみです。

【2】一番得した球団はどこ?

 今回、佐々木(大船渡)、奥川(星稜)、森下(明大)を指名した球団は文句なしに大成功。とくに、佐々木と奥川は球団史を塗り替える可能性がある存在です。

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