4年目で先発ローテ入り ロッテが描く佐々木朗希の育成計画

公開日: 更新日:

 緊張した面持ちで、固く握手を交わした。

 ロッテに1位指名された佐々木朗希(大船渡)が同校で井口監督らの指名挨拶を受け、「少しでも体を強くしていきたい」と意気込むとともに、改めて将来のメジャー挑戦への夢を口にした。

 佐々木にとって今後の課題は、本人も言うスタミナと筋力の強化。高校時代、故障に配慮して投げ込みを極力制限し、岩手大会決勝は登板を回避した。U18W杯では右手中指のマメにも悩まされた。12球団の中には、「育成に何年かかるかわからない。ハードルが高い」と、指名にしり込みした球団もあった。

 しかし、佐々木の恩師である国保監督は「登板の間隔さえ空ければ、1年目からでもある程度は(プロで)投げられると思います」と話している。成長途上ではあるものの、最速163キロを誇り、変化球や制球もすでに、プロレベルと評価する声も多い。

■1年目は中1カ月

 佐々木との面談に参加したロッテの永野チーフスカウトもこう言っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇