原監督が交渉に電撃出馬 FA美馬は本当に巨人に必要ですか
美馬は今季8勝5敗、防御率4・01。楽天の先発ローテを支え、この4年間で3度、規定投球回に到達した。原監督は「150(イニング)近く投げられる人は、いそうでいない」と評価している。楽天での今季の年俸は6500万円。巨人は3年総額5億円規模の条件を提示しているとされる。
昨年の丸、かつては小笠原。FA交渉の場に原監督が直接出向くことはめったにない。そこまでして欲しい投手ということになるが、そもそも必要なのか。
「150回を投げられる馬力があると評価しているのは確か。でも、貯金までは期待していないかもしれません。日本シリーズで4連敗したし、とにかく少しでも投手陣の層を厚くしたい。戦力を充実させたいんです。ただ、人的補償として1人選手を失う上、そのために枠が1つ埋まって若手が押し出されてしまう。2人分のマイナスに美馬が値する投手かといえば、そうではないでしょう」(巨人OB)
過去に2ケタ勝利1度の“中堅クラス”。それなら、若手の成長に期待した方が、はるかにマシである。