平野と石川に暗雲…卓球五輪代表選考に「3人目の女」浮上

公開日: 更新日:

 卓球東京五輪代表を巡る戦いは、熾烈を極めている。伊藤美誠(19=世界ランク7位)と張本智和(16=同5位)にはすでに当確ランプがともり、残るシングルス枠は男女とも1つとなった。

 特に女子は大激戦だ。五輪代表は「2020年1月時点で有効な世界ランクポイント(P)」で決まる。現在、伊藤が13510Pで大差のトップ。10295Pの平野美宇(19=同10位)と10230の石川佳純(26=同8位)は接戦だ(すべてオーストリアOP終了時点)。

 4位の加藤美優(20=同21位)は7545Pと大きく離され、事実上、2枠目は平野と石川の一騎打ち。シングルスの世界ランクは団体戦のシード順に影響するため、なるべく世界ランク上位選手を選びたい。順当にいけば3人目はシングルス代表から漏れた石川か平野になるわけだが、選考方法は単純に「世界ランクの上から3人」ではなく、「代表2人とのダブルスの相性などを考慮して強化本部で推薦」とされている。

 そこで「3人目の女」として急浮上するのが19日、オーストリアOPから帰国した早田ひな(19=同25位)だ。この大会の混合ダブルスで張本とペアを組み、決勝で中国ペアを撃破し優勝。シングルスでは今季初の8強入りも果たした。早田の有効Pは現時点で7520P。今大会で佐藤瞳(21=同19位)を抜き、日本選手5番手になった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に