著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

マイナーに2人いるだけの女性審判…MLBは旧態依然の男社会

公開日: 更新日:

 これまでGM補佐になった女性は3人いるが、GMは皆無である。ただ、女性GM誕生の可能性が高まったことはある。01年からドジャースのGM補佐を務めていた中国系米国人のキム・エングは有能と評判で、05年10月にドジャースが次期GMを決める際、有力候補となり、最終面接までいった。その後もマリナーズ、エンゼルス、パドレスのGMが交代する際も有力候補に名が挙がり、面接を受けたが、あと少しのところで手が届かなかった。

 現在GM補佐のポジションにいる女性はヤンキースのジーン・アフターマンただひとりだ。彼女は法律の専門家で、野茂英雄がメジャーに挑戦した際、代理人の団野村氏を助けたことで野球の世界にかかわるようになった人物だ。一部にはヤンキースの次期GMは彼女だという声もあるが、これまで一度も他球団のGM候補になっていないので可能性はそう高くないようにみえる。

■審判     

 メジャーリーグでは0だが、マイナーリーグには女性審判が2人いる。ただ第1号となったジェン・パウォルは16年に採用されたので、メジャー到達までもう少し時間がかかりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動