森保JのU-23アジア敗退は「日常的Jリーグサッカー」の敗退
しかしA代表が一時代を築いた2000年代と比べるとタレントが小粒になり、日本の天敵であったMFケーヒルのような<いるだけで脅威>となる選手はいない。
正直な感想としては「よく勝ち上がったな」といったところ。グループリーグの戦いを見る限り、シリアの方がクオリティーの高いサッカーをしていた。
ちなみにアーノルド監督は90年代に広島でプレー。その後は仙台の監督を務めた。かつてのチームメイトと対戦する可能性を森保監督に聞いてみると「お互いに準決勝で対戦しようと話しました」だった。
残念ながらアーノルド監督の希望は、日本の早期敗退で実現することはなかった。
ベスト4に進出した残り2カ国でウズベキスタンは、現地バンコクで取材する機会がなかったので論評はパスしたい。
そして優勝候補の韓国である。完成度の高さは大会ナンバーワンと言える。巧みなボールポゼッションで試合の主導権を握りながらフィジカルコンタクト、スタミナ、スピードとあらゆる面で対戦相手を凌駕しながら勝ち上がってきた。