森保JのU-23アジア敗退は「日常的Jリーグサッカー」の敗退
恐らくシリアのファンは皆無に近かっただろうし、オーストラリアのファンも11日のタイとの試合を取材した際、数人の家族連れしかいなかったことから、準々決勝シリア戦も推して知るべし。
ホスト国タイと親日家の多いタイで日本が敗退してしまい、大会の熱気は一気に下がってしまった。多くのサポーターが駆け付けた韓国が、どこまで勝ち上がるか? これが大会の熱気を左右するだろう。
今夏の東京五輪の最終予選を兼ねた今大会もベスト4が出揃って韓国、サウジアラビア、ウズベキスタン、オーストラリアがリーチをかけた。
順当な顔ぶれとも言えるが、ここに日本の名前がないのは寂しい限りでもある。日本がグループリーグを1位で突破していれば、準々決勝で森保ジャパンはタイと対戦。これをクリアすれば、ウズベキスタンと準決勝を戦う公算が強かった。これ以上にない盛り上がりをみせるはずだった2試合は、夢に終わった。
森保ジャパンは、中国で開催された2年前の大会で田川亨介や立田悠悟ら21歳以下の選手で臨んでベスト8に進出。準々決勝で優勝したウズベキスタンに0-4で完敗したが、そのリベンジを果たすこともなく、終戦を迎えてしまった。