さいたま国際は消滅…マラソン大会が生き残るための3条件
さらに帖佐氏は続ける。
「さいたま国際は、財政負担の問題や全日本実業団対抗女子駅伝と開催日が近いことに加え、コースに起伏が多く好記録が出にくいことも選手に嫌われた。走りやすいコースを好むのは市民ランナーも同じです。例えば、市民ランナーに人気の東京マラソンも、築地の急坂が選手泣かせだった。2017年から記録が狙えるコースに変えた。1万人以上の市民が参加するさいたま国際ですら中止に追い込まれたわけです。今後は競技マラソンと市民マラソンを一緒にし、ある程度記録が出やすいコースで行う。さらに言えば、もう新聞社が単独でマラソン大会を主催する時代ではない。運営方法についても考えるべきです」
現状のままなら、さいたまの「次」もあるということだ。
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