ウィザーズ八村塁の復帰戦は2.17“若手オールスター”か
鼠径部を痛めて欠場している米プロバスケットボールNBAのワシントン・ウィザーズ・八村塁(21)に復帰のメドが立った。
スコット・ブルックス・ヘッドコーチによれば、すでにプレーに支障がない程度まで回復し、今後は本格的にチームに合流し、実戦形式の練習を積むという。同HCは「オールスター(現地2月16日=シカゴ)に間に合えばいいが、先のことは分からない」と、言葉を濁した。
2月23日(日本時間24日)のキャバリアーズ戦も含めウィザーズの前半戦は残り10試合。イースタン・カンファレンス12位と低迷し、すでにプレーオフ出場は厳しい状況で、ドラフト1巡目ルーキーの復帰を焦らせるのは得策ではない。後半戦に満を持してコートに復帰しても遅くはないが、八村は悠長に構えていられない。オールスターとは別に、入団1、2年目の若手選手が出場する2月17日の「ライジング・スターズ」に選ばれる可能性があるからだ。
八村は開幕から25試合連続スタメン出場。プレータイムは少ないものの、ここまで平均13・92得点は全ルーキーで5位。同5・80リバウンドはトップに立っており、ドラフト1巡目の期待にたがわぬ働きを見せている。
若手のオールスターは、米国選抜と世界選抜に分かれ、各10人が出場する。世界選抜では大陸ごとのバランスも考慮されるため、アジアからは八村の選出が確実視されている。故障明けの八村は出場時間を制限されるものの、若手のオールスターがぶっつけ本番の復帰戦となりそうだ。