ホテルで2人お茶を テーブルにあった書きかけの野村ノート

公開日: 更新日:

 報道関係者は野村野球を知るために監督、コーチ、選手からミーティングの内容を取材。少しずつ明らかにされ始めていたが、全貌はつかめていない。

 南海での選手兼任監督時代から、野村監督はデータを重視していた。スコアラーに指示して、対戦相手の最新データを収集した。スコアラーの名前から「尾張メモ」と名付けられ、パ・リーグでは名をはせた。

 野村メモは、その上をいく。現役時代から親しかった巨人の正捕手・森祇晶にパ・リーグ情報を提供、それが巨人のV9に貢献したというのは、知る人ぞ知る。

 それが目の前、テーブルの上にある。ページが開かれ、きれいな文字が躍っている。誘うように「読め」と言っている。

■度胸がなかった…記者失格

 しかし、度胸がなかった。なぜか遠慮して、許可を求めることができなかった。記者失格である。

 しかし、その数年後、あるルートから、その「野村ノート」を入手することができた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動