鳥谷がロッテで初実戦 囲み取材18分間に見えた変化と胸中
囲み取材は18分間にも及んだ。
17日、ロッテの鳥谷が、巨人との二軍戦(ロッテ浦和)で移籍後初となる実戦出場。3番・遊撃で3打席立ち、1安打を放った。試合前には巨人の阿部二軍監督と挨拶を交わした。
阪神退団から5カ月。
「昨年はなかなか最初からグラウンドに立つことができなかった。タイガースどうこうというより、最初から立てていることに感謝の気持ちもあります」
質問する記者の方を向いて話を聞き、しっかり答えた。在阪のマスコミ関係者は、「阪神時代に長時間の囲み取材に応じることはめったになかった」と、こう続ける。
「2004年に逆指名で入団して以来、レギュラーとして活躍。阪神という日本一熱狂的なファンとメディアに注目され続け、時には辟易としたこともあったでしょうが、阪神退団後はなかなか移籍先が決まらず、練習場所を探すことさえ苦労していた。人気球団でプレーしてきたからこそ、多くの人が注目してくれることへのありがたみを感じているのではないか」