ウィンブルドンテニス延期か中止検討 来週にも緊急会議
テニスの4大大会(グランドスラム)のひとつであるウィンブルドン(全英)選手権(6月29日開幕)の主催者は25日(日本時間26日)、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、延期か中止を前提に検討すると発表した。主催するオール・イングランド・テニスクラブの関係者によれば、来週にも緊急幹部会議を開いて正式に決定するという。
グランドスラムは、1月の全豪オープンがすでに終了。5月下旬に開催予定だった全仏オープンは9月20日~10月4日に延期することが発表された。
当初、ウィンブルドンは無観客での実施も視野に入れ、予定通りに開催すると発表していたが、23日にジョンソン首相が3週間の外出制限を発表するなど、感染リスクが高まったことから、中止に向けた検討に入ることになった。
大会の開催をめぐっては選手の間からも懐疑的な声が上がっており、前回覇者のノバク・ジョコビッチ(32)は自身のSNSに「今は誰にとっても耐えるべき時だ。世界が健康でなければならない」と、自粛を訴えた。