コロナ禍での中断期間に揺れるJリーグを緊急探訪【磐田】
J1昇格は“狭き門”に…J2優勝を狙う磐田が直面する課題
中山雅史(沼津)、名波浩(解説者)、スキラッチなど名選手を擁し、1990年代から2000年代にかけて圧倒的な強さを誇った名門・ジュビロ磐田。だが2014年に最初のJ2降格。2年でJ1に復帰して4年間は地位を死守していたが、2019年J1最下位チームとして転落。今季再びJ2を戦うことになった。
新型コロナウイルスの感染拡大でJ1昇格枠がひとつ削られ、J2で2位以内のみ昇格という狭き門となったが、新エースFW小川航基は「僕らは勝ち続けるだけ。J2優勝を狙っていけば問題ない」と強気の姿勢を見せている。
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2月23日に行われたJ2開幕の山形戦。1万4526人の大観衆で埋まった本拠地のヤマハスタジアムで、磐田は2-0と幸先のいいスタートを切った。
2得点を叩き出したのは、東京五輪世代の点取屋である小川。2019年夏にJ2水戸へレンタル移籍して7得点を挙げ、12月のEー1東アジア選手権(韓国・釜山)で日本代表デビューも果たした23歳FWは、中山や高原直泰(沖縄SV)、前田遼一(岐阜)ら名だたるFWの系譜を継ぐべき存在。彼のゴールラッシュに名門復活が託されているといっても過言ではない。