IOCどこまで勝手「4月中旬まで予選会方式決めろ」の拙速通達

公開日: 更新日:

 また、批判の矢が飛んできそうだ。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、国際競技団体や各国の五輪委員会に対し、来年7月23日に開幕が延期された東京五輪の新たな予選会の方式を今月中旬までに決めるよう、4日までに文書で通達した。

 新型コロナウイルスの感染拡大による移動制限があるうちは、日程や会場は決めないことを認めるそうだが、そもそも最も重要な日程や会場が未定なまま、予選会の方式など決められるはずがない。

 世界中で連日、コロナの感染者が激増し、ついには100万人を突破した。死者が急増したイタリアのベルガモでは火葬が追いつかず、多くの遺体が近隣の火葬場に運ばれているという。

 コロナウイルスは選手や五輪関係者に対しても容赦ない。先月はハンガリーの大会から帰国したフェンシング韓国女子代表3人が新型コロナに感染。国内では5日、全日本柔道連盟の男性職員が感染したと公表。他にも発熱の症状を訴える職員が約10人もおり、全柔連は全職員を自宅待機させている。感染防止に人一倍、神経を使っている五輪関係者ですらコロナウイルスには勝てないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース