甲子園危機も…U18アジア選手権は台湾球界のドンが後押し
■日本球界にも太いパイプ
台湾はかねて、野球の国際大会招致に力を入れている。
プレミア12の1次ラウンド開催だけでなく、今年だけでもU18とU12のホスト国になっている。「台湾球界のドンと言われる人物の影響です」と、台湾メディア関係者が続ける。
「アジア野球連盟の会長兼、世界野球ソフトボール連盟の副会長として野球界の発展に尽力してきた彭誠浩の存在が大きい。彼はソフトバンクの王会長や元日本野球連盟会長の故山本英一郎氏らとも親交が深く、日本球界にも太いパイプがある。アジア野球連盟会長職は来年3月に改選され、その後も会長にとどまるかどうかは別として、開催にこぎつけるべく尽力するはずです」
■プロからも待望論
U18の開催は日本のプロ野球のスカウトからも待望論が出ている。
高校生の場合、例年は夏の甲子園でほぼ実力を見極め、評価を決定するが、今年に限っては公式戦はおろか、練習試合さえ行われていない。夏の甲子園がなくなれば、大舞台でのプレーをチェックする機会はゼロになる。