コロナ対策で日本の信頼失墜「東京五輪」を世界がソッポ
全世帯に2枚の布マスクを配布するという「アベノマスク」は世界中で呆れられた。そのマスクも多くの家庭には届いていない。
日本と最も太いパイプがある同盟国の米国ですら、この国を信用してはいない。米国大使館は4月上旬、日本に滞在する米国民の帰国を促した際は、「日本政府が幅広くPCR検査をしないと決定したことで、罹患率を正確に把握することが困難になっている」と問題視された。在日米軍は日本国内の米軍基地、施設を対象とした公衆衛生上の非常事態宣言を4月6日に発令。安倍首相が緊急事態宣言を発令する前日のことだった。
■米軍は非常事態延長
在日米軍のホームページによると、非常事態宣言の期間を6月14日まで延長した。世界では今、ロシア、南米、中東地域を中心に感染者数が増加傾向にある。ワクチン開発に時間がかかることから、日本でも感染終息は来年も厳しいとみる専門家が少なくない。「その前に問題なのは安倍首相です」と、作家の吉川潮氏がこう言う。
■安心な国ではない