五輪「延期」は保険対象外 IOCは追加経費一銭も出す気なし

公開日: 更新日:

 そんな額では足りないだろう。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、独紙ウェルトが12日の電子版に掲載したインタビューで、東京五輪の1年延期に伴う追加経費に関して現時点で数百億円の負担が想定内にあると語った。また、新型コロナウイルスの感染が来年も終息せず、五輪をさらに1年延期する可能性については否定的な考えを示した。

 肝心の追加経費については「日本が引き続き負担することで(安倍)首相と合意している」と述べ、IOCが契約している保険は五輪中止の場合にのみ適用され、延期は対象外であるとも説明した。

 コロナ禍による休業補償や解雇や倒産の支援にも金がいる。安倍総理が「GDPの2割に当たる事業規模108兆円、世界的にも最大級の経済対策」と大見えを切っただけに、この先国の金庫は空っぽになり、大量にお札を刷らなければ日本経済はアップアップだ。1兆円ともいわれる五輪の追加経費を払える余裕などない。五輪継続しか頭にないドイツのおっさんはそんなことはどうでもいいのだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇