ケガ人続出シーズン必至 選手層厚い巨人有利説にOBが異論
3日に“微陽性”ながら、新型コロナウイルス感染が発覚した巨人の坂本勇人(31)と大城卓三(27)。5日にPCR検査で2度目の陰性判定が出たことで、早期退院・早期復帰が見えてきた。また、4日に受けたPCR検査で原監督を含む一軍選手、首脳陣、スタッフら全96人にも陰性判定が出たものの、今後の感染リスクがゼロになったわけではもちろんない。
4日には、ヤクルトの村上宗隆とスアレスが発熱と喉の痛みを訴え、チーム内と球界に動揺を走らせた。PCR検査の結果、村上は陰性で、不調の原因は「慢性へんとう炎」と診断された。スアレスの結果は6日以降に判明するが、開幕後も体調不良者が出るたびに、関係者が肝を冷やすことになるのは確実だ。
そうでなくても、2日から再開された練習試合で、各球団に故障者や体の変調を訴える選手が相次いでいる。阪神の藤川球児は腰の張りで3日のマウンドを緊急降板し、同じ阪神の藤浪晋太郎は右胸の張りで同日の二軍戦での途中降板を余儀なくされた。ヤクルトでは4日、塩見泰隆が上半身のコンディション不良、中日の石川駿は軽度の熱中症で同日の試合を欠場。5日に復帰を果たしたものの巨人の丸佳浩は右足の親指を痛め、岡本和真も左足に軽度の打撲を負って共に2日の試合を欠場していた。